平成30年度 第18回文教民生常任委員会です。
今日は公立宍粟総合病院の院長との懇談です。
昨年末に第8回宍粟市地域医療講演会が市民向けにあり、
院長の佐竹氏の講演を個人的に拝聴しました。
「宍粟の医療を守り市民の命を守る」という内容でした。
今日は病院の抱える問題点を中心に、今後の方向性についても伺いました。
問題点は、どの公立病院でも同じようにあるそうです。
宍粟総合病院の問題は、公立病院が抱える赤字経営を社会が大きく問題視し
捉えるようになってきている事、大学病院からの医師の派遣が課題である事、
救急対応が出来ておらず入院患者が少ない事による減収問題などにあるようです。
病床数が199床となった今後は、追加の初診料も不要になり受診してもらいやすい
状況であるから、気軽に来れるみんなの病院としていく事と、救急車の受入れ
を増加させる事、60日間まで入院してもらえる地域包括病床の拡充で
在院日数の利用率アップを考えていくとの事でした。
宍粟の医療の要となる総合病院ですから、審査していく当委員会としても
方向性を見守る責任があります。
利用されておられる患者様を始め、宍粟市民からのご意見も参酌しながら、
病院運営の改善に注力してまいります。